プロフィール

こんにちは。いまこです。
インテリアデザイナーをしています。
出産を機に独立してフリーランスとして生活しています。

いまこ
いまこ
初めまして!独学でインテリアデザイン・インテリアコーディネーターを目指す方&インテリアの仕事を始めたばかりの方にお役立ち情報を発信しています。どうぞよろしくお願いします。

 

大学卒業後、就活せずにインテリアスクールへ入学

もともとインテリアには興味があったのですが、いわゆる「親の敷いたレール」から逃れることができませんでした。必死に勉強をしてそこそこの偏差値の大学に入学し、インテリアとは全く関係のない4年間を過ごしました。

3年生になると、一斉に就職活動が始まります。このときにはじめて「就職して仕事をする」ということについて考えました。就職先を選ぶときの基準になるのが「収入」「企業の安定性」「自分の適性」「好き嫌いの感情」。このあたりになると思います。私の場合は「好き嫌いの感情」のみで就職希望先を絞ったため、小さい頃から好きだった「インテリア関係」の仕事一択で就活をスタートしました。が、ソッコーで終了しました。理由は「好きな職種」がないということでした。総合大学の社会学部というところに所属していた私が選べるのは「総合職」または「一般職」の2択しかありませんでした。「設計デザイン系」の職種を希望していた私には選べる仕事がないことが分かったため就活は即諦め、インテリアスクールへ進学することを決めました。

 

初心者ちゃん
初心者ちゃん
・・・なんか色々ツッコミみたくなりますね
いまこ
いまこ
だよね・・・感情だけで生きていたんだよね(笑)

 

インテリアスクールで学んだこと

アナログ・・・

死ぬほどバイトをして、入学費用をためて1年制のインテリアスクールに入学しました。しかし、そこで待っていたのは「圧倒的な違和感」でした。今でも覚えているのですが、このデジタルの時代にCADの授業が週に1時間しかありませんでした。今から15年くらい前の話なので、多少アナログの残像は残っていましたが、みんな携帯電話は持っていたし、建築インテリアの仕事でCADを使わない会社ってすでにあまりなかったんじゃないかな~と思います。実際に就職した企業も完全にCADで仕事をしていました。にもかかわらず、授業では、手書きで図面を書く練習をして、手書きで3Dパースを書く練習をして、手書きで色の濃淡をつける練習をしました。これらの技術は恐ろしいほど仕事に役立っていないです。はい。

アーティストになりたいわけじゃないの・・・

学校と仕事の一番の違いって「クライアント」が存在するかしないかです。たったそれだけの違いですが、作品作りにおいては、天と地ほどの違いがあります。仕事ではクライアントのお悩みがあり、問題解決の手段としてデザインが存在します。学校の場合はそういうのが一切ない状態でのデザインワークになります。自分で課題を想定してコンセプト作ってデザインして・・ってなるんですが、作りながら「何やってんだ?」という気分になってしまう。そして、コンセプトメイクついても特に指導がないので自分で適当に決める。本当に最初から最後までふわ~っとしたまま課題制作が進んでそのまんまふんわりと終わってしまう。そんな感じでした。自己表現を突き詰めるようなアーティストになりたいんだったら全然いいんです。でも、私は仕事としてインテリアデザインがしたかった。だからリアルなクライアントありきのデザインでないとどうしても意味を見出せなかったんです。

 

初心者ちゃん
初心者ちゃん
でも、学校ってそういうもんじゃない?
いまこ
いまこ
そうなんだけどね・・・でも、そこをなんとかクリアしたいと思っているんだよね。あと、デザインワークの手前にあるコンセプトメイクの授業は絶対にあったほうがいいと思っているよ

 

社会人デビューしたいのに・・・

私は大学生の頃の就活でデザイン職の求人がなかったためインテリアスクールに入学しました。逆に言えば、インテリアスクールに入学すればすんなりとデザインの仕事が始められる、そう思っていました。でも現実は甘かった・・・。卒業間近になり、就活を始めたのですが、これまた驚くほど仕事が決まらない。この時に初めて知ったんですが、建築とかインテリアの仕事って経験がないとどこも雇ってくれないんです。どの求人をみても「3年以上の実務経験必須」なんて書いてあって・・・もう絶望しかない(泣)じゃあ、学校出たばかりの私たちはどうすればいいいの?!ってなりますよね。多分、有名な大学の建築学科とかを出ていればそんなことはないと思うんです。学校が万全の体制で就活サポートしてくれるから。でも、私が通っていたスクールはそういったサポートが一切ないスタイルだったので、もう途方に暮れるしかありませんでした。

CADオペレーターとして就職してみる

路頭に迷った私は結局CADオペレーターとして就職しました。確か契約社員だったと思います。CADオペレーター(通称CADオペ)って聞いたことありますか?私も仕事を探していて初めて知ったのですが、要は設計士さんやデザイナーさんが手書きラフで作った図面なりデザインをCADを使ってデジタルに仕上げていく仕事です。この仕事をしたおかげでCAD操作のスキルは一気にあがり、それは良かったとは思っています。が、この仕事は私の性質にもっとも合わないタイプの仕事でした。いわゆる適性がないといういやつです。適性がなさ過ぎて、自分を責めすぎてちょっとウツっぽくなったりもしましたねぇ。CADオペレーターに求められるスキルのダントツ第一位は「正確さ」です。例えば、設計士さんが書いたラフ図面が殴り書きレベルの雑さでも、その内容を正確に理解し、矛盾があればそれを直し、一つも間違えずに仕上げていく。それがCADオペレーターの理想の姿です。出版社で言えば校閲のような仕事に少し似ているかもしれません。私は、いわゆるズボラでツメが甘いタイプの人間なので、当時は相当苦労しました。とはいえ、仕事は仕事ですし、スクールでの勉強とは比べ物にならないほどのビジネススキルが身に付きました。

初心者ちゃん
初心者ちゃん
色々大変だったんですね・・・
いまこ
いまこ
そうだね・・・ケアレスミスが多すぎて先輩に「やる気ないでしょ?」って言われたときはヘコんだな~

 

濃密なデザイナー時代

資格取得で「自信」を取り戻せ!

CADオペがつらすぎた私は「資格を取って一発逆転」を狙い、資格取得のための勉強を始めました。インテリアコーディネーターの資格です。ただ、資格を取ったからといって仕事が選びたい放題になるというような甘い考えはさすがになくなっていました。そうではなくて、CADオペ時代を経てバッキバキに折れて立ち直る気配を見せない「自信」を取り戻すための手段として資格取得を目指したのです。半年ほど勉強をして無事に合格を果たした私は新たに就職活動を始めました。当時、自信ゼロだった私にとって履歴書の資格欄に自動車免許以外の資格をかけるということは、思っていた以上に就職へのモチベーションを高めてくれました。就活って不思議なもので、自分自身が楽しめていると発言にもポジティブなエネルギーが生まれ、意外とうまくいったりします。ちょっとチャレンジングなデザイン事務所を受けたりもしたのですが、すんなりと内定をもらうことができました。

初心者ちゃん
初心者ちゃん
おめでとうございます!
いまこ
いまこ
ありがとう。今回は運が良かったっていうのもあると思うんだけど、そのあと何回か転職を重ねてデザイナー転職についても色々学んだよ~

 

とにかく働いて働いて働きまくる・・・!

デザイン事務所に入ってからは、とにかく働きまくりました。ブラック企業がそこまで敵視される時代ではなかったので(ここ5年くらいで本当に変わりましたね!)、毎日13時間くらいは働いていたかな・・・といっても、これは全くおススメできない働き方だし、むしろもう少しメリハリのある働き方をしたほうが「作業効率」や「全体利益」に向き合うこともできたので、やらないほうがよかったと思っています。あの頃があったから今の私があるとも思っていないし、デザイナーとしての成長は労働時間とは比例していません。ただ、必然的に信じられないくらいの無駄や数々の失敗を重ねることで経験値は積みあがりました。その後、会社が倒産したり、自分自身の結婚出産があったりしたことで何度か転職も経験しました。

初心者ちゃん
初心者ちゃん
何回も転職したんですね~
いまこ
いまこ
そうだね。今の日本では転職回数が多いのは良くないとする企業も多いけど、デザイン職に関して言えば転職回数は全く不利にはならないから、気にせず実績を重ねていこう!

人生の転機、ワーママ時代

会社員ワーママ無理ゲーで自信をなくす

会社員ワーママ時代は、すべてにおいて不完全燃焼でした。仕事も家事も育児もすべて中途半端で思うようにいかないし、何もできていないのに、常にクタクタでした。このころは仕事も家庭も常にタスクフル状態で、インテリアデザインという仕事も楽しめなくなっていました。なにひとつうまくいかず、デザイナーとしてのモチベーションも底辺まで落ちて母親としても自信をなくしていました。

突然、独立

そんな頃、たまたま夫からある仕事を紹介されたことをきっかけに独立することになりました。デザイナー以外の仕事は刺激的で楽しかったですし、デザインスキル以外のスキルがおのずと身に付き、仕事に対する考え方も大きく変化しました。結果的には、うまくいかずに事業をたたむことになってしまったのですが、思考が変化したことで、行動にも変化が現れました。これまでは、「自分に足りないものを埋めていくこと」が成長だと思っていましたし、「嫌なこと」をやることこそが社会人として正しい姿だと思っていました。でも、この時点で考え方は完全に変化していました。「自分の特徴を強みに変えて強化していく」「好きなこと」のためだけにエネルギーを投資し結果を出す。これこそがビジネスとしても生きるうえでも最上位の考えだと思うようになっていました。

初心者ちゃん
初心者ちゃん
確かにサイコーだけど、それって実際難しくないですか?
いまこ
いまこ
そうかな?何をリスクと捉えるかによって全然変わってくると思うよ!

フリーランスデザイナーへ

事業が失敗した頃、たまたまデザイナー時代にお世話になった上司から連絡がありました。現状を話していたら、ありがたいことにデザインのお仕事をいただけることになりました。久しぶりのデザインワークはとても楽しかったのを覚えています。これをきっかけに今度はフリーランスデザイナーとしての生活が始まりました。会社員とフリーランスの一番の違いは「裁量権」の違いです。働く時間・仕事量・価格設定・クライアントの選択(ちょっと感じ悪いですが大切なことです)すべてを自分の裁量で決定することができます。「自分の強み」で仕事を取ることができますし、「好き」の範囲で仕事をすることも可能です。私には向いている働き方でした。おかげ様で、今も継続することができています。

デザイナーを目指すあなたに伝えたいこと

インテリアデザイナーになるために100万かけてスクールに通って、最低賃金で働きながら修行して・・・みたいなやり方は必要ないです。このブログを見れば最短でインテリアデザイナーなりインテリアコーディネーターになれて、働き方も自由に選ぶことができます。ちなみに、CADオペぼろくそに書きましたが、もちろんCADオペが向いている人もいます。私には向いていなかったというだけです。私は「好きなこと」だけをして生きるために今も日々努力しています。ブログで価値の高い情報を発信できるようにインプットにも力を入れていますので、どうぞよろしくお願いします。

いまこ
いまこ
わかりやすくてためになるブログを目指しているよ!