ビジネススキル

プレゼンでうまく話せない人必見!コミュ障でもプレゼンスキルは身につけることができます

初心者ちゃん
初心者ちゃん
今度社内でプレゼンがあるんですけど、私コミュ障だしマジで無理・・
いまこ
いまこ
そういう人はとっても多いけど、正しいスキルを身に付ければ誰でもできるから心配はいらないよ

こんな方におすすめの記事です

■プレゼンに苦手意識がある

■そもそも人前で話すこと自体が無理

■いつもあいまいなままプレゼンをしてるので手ごたえがない

筆者もかつて、プレゼンは死ぬほど苦手でした。そもそも大勢の人の前で話すこと自体拷問だと感じるタイプの人間でした。会社の朝礼などで嬉しそうに話している上司をみて意味不明だと感じていました。しかし、プレゼンスキルを身に付ける!と腹をくくり勉強したことで、不思議なことに今では人前で話すことに対してもそこまでの恐怖はなくなりました。

結論

■プレゼンは、相手にメリットを提示し続ける行為。それ以上でもそれ以下でもない

■情熱的なパフォーマンス・とってつけたようなジェスチャーは必要なし

■あとは「慣れ」です

最短でプレゼンスキルを身に付ける方法

認識を変える

まずは、プレゼンに対する「認識」を変えます。プレゼンが苦手な人がよく勘違いしていることとして以下のようなものがあります。

・プレゼンは雰囲気で勝負するもの

・プレゼンはリア充達の特権的パフォーマンス

・コミュ障にはプレゼンの資格はない

・結局は勝ち組達が大きな声で大げさに話すのがプレゼンなんでしょ

・そもそも「伝えたいこと」とか言われてもよくわからないし

と、こんな感じで考えている人は多いです。でも、これらはすべて勘違いです。なぜならプレゼンは「相手にメリットを提示する行為」だからです。それ以上でもそれ以下でもありません。雰囲気で明確なメリットは伝えられないし、リア充とか勝ち組とか全く関係ないです。コミュ障も関係ありません。プレゼンは大きくまとめれば「コミュニケーション」ですが、割と一方通行のコミュニケーションです。双方向のコミュニケーションであれば、相手の出方によって臨機応変に対応を変化する必要がありますが、プレゼンに関してはそこまで必要ないスキルです。人前で話すのが苦手という人も多いですが、プレゼンはテクニックだと割り切ることがまずは大切です。

本を読む

プレゼンが単なる「メリットの提示行為」だとわかったら、次は本を読んでください。プレゼンは生まれつき備わったスキルではないので、ある程度は知識として身に付けておいた方がいいものもあります。筆者のおすすめの書籍をのせておくので、よかったら参考にしてみてください。

おススメ書籍①【ビジネス全般に役立ちます】

おススメ書籍②【プレゼンに特化してスキルアップしたい方向け】

練習する

プレゼンが成功するかどうかのカギは練習にかかってます。筆者の場合はスマホで動画撮影をして自分で見返すということを繰り返し行いました。これはプレゼンを控えていない方でも是非一度やってみることをお勧めします。テーマを決めてなんでもいいのであなた自身の考えを話すということをやってみてください。例えば「なんで美人はダメ男に引っかかるのか」とか(笑)、なんでもいいのでやってみてください。筆者はこれによって自分の話し方がいかにひどいかを再確認することができました。一言で言えば「無駄が多すぎるし伝えたいことがほぼ伝わらない」ということです。例えば

・驚くほど「あー」とか 「えー」などの言葉を発している

・思っていたよりも滑舌が悪い

・思っていたよりも早口

・思っていたよりも単調

・驚く程言葉が出てこない

このような有り様でした。本を読んで、話すことの大枠まで考えたうえでの成果です。ひどかったです。これを踏まえたうえで言えることは、プレゼンには練習は不可欠であるということです。ただ、やみくもに練習だけをすればいいというわけではないというのも事実です。プレゼンにはある程度のテクニックが必要です。

テクニックを知る

1.最初にメリットの提示

プレゼンをするときに一番やってはいけないのが、ダラダラと話すことです。おそらく相手は1分で飽きています。最初に伝えることは「メリットの提示」です。「あなたが私の話を聞くことでこんないいことがありますよ」というのを伝えます。例えば売上に悩む店舗オーナーが売上アップを狙って店内インテリアをリニューアルしたいと考えている場合。

「今日はあなたの店舗の売り上げをアップするためにインテリアデザインで解決可能なことをお伝えします」

というようなことを伝えます。ここを軸に、あとはこの内容について話を深堀したり展開したりしていけば大丈夫です。

2.双方向のコミュニケーションも取り入れる

先ほどプレゼンは一方通行のコミュニケーションだと書きましたが、実はそれだけだと相手を飽きさせてしまうのも事実です。プレゼンにおいて相手が飽きてしまうのは「終了」を意味するので絶対に避けたいところです。ではどうすればいいか。答えは双方向のコミュニケーションを挟むことです。例えば

「売上が右上がりの店舗に共通することって何か知っていますか?」

などの疑問を投げかけます。だいたいの場合は「?」といった感じで首をひねる反応をしてくると思いますが、これによって相手が「考えること」を始めます。一方的に聞いているだけだったところから考え始める。そして「答えはなんだろう?」という思いが脳内をめぐります。そこであなたが答えを提示してあげる。すると相手は「なるほど!」といった感じの反応をしてくれます。テレビのクイズ番組を見ているときの感覚に似ています。答えがわかったときってちょっと脳内が活性化した感じがしませんか?あの感じを相手に与えるというわけです。そうすることで、飽きずにプレゼンを聞いてもらうことができるようになります。

3.ムダを省く

メリットも提示できて、適度なコミュニケーションもある。ただ、話し方に無駄が多い。それだと相手に十分に伝えることができません。具体的には

・「あー」「えー」などの言葉

・「~かもしれない」「多分~」などの主張を弱める言い方

・ストーリーがない(話があちこち飛ぶ)

こんな話し方は絶対にアウトです。よけいな言葉は省き、言い切る形で話をしましょう。

4.ストーリーを作る

ストーリーがないのは厳禁って書いてるけど、そもそもストーリーって何?思ったあなた。大丈夫です。説明していきます。ストーリーとはメリット提示のための布石です。流れとしては

ざっくりとしたメリット提示→課題→原因→根拠→具体的なメリットの提示

こんな感じで進めるのがおすすめです。

・ざっくりとしたメリット提示:プレゼンの軸になるメリットををサクッと話す

・課題:相手が困っていることの確認作業→「売上が下がってお悩みですね」

・原因:相手の課題に対する原因を提示→「店内が薄暗いことが原因です」

・根拠:なぜそう考えるのかを説明→統計では○○です」「薄暗いのって怖くないですか(共感を求める)」

・具体的なメリットの提示:課題の解決方法の提案→明を変えて店内を明るくしましょう」

こんな感じでメリットを提示したときの「納得感」を高めるのがストーリーになります。

「間」で強化する(一番大事)

ここ、一番大事です。プレゼンするとなると「何を話そう」という思考になり、話すことばかり考えてしまいます。でも実は「話さないこと」が一番話すことだったりします。意味不明ですよね?大丈夫です。しっかりと説明していきます。筆者の持論で「不安な人程よく話す」とか「自信がない人程マシンガントーク」というのがあります。つまり余裕がないと人は話すんです。逆に言えば良く話す人は余裕がない人に見える。だからこそ「話さないこと」に意味があるのです。話さないことで相手に「余裕があるな」「自信があるんだな」という印象を与えることができるのです。具体的には

・文と文の間は1秒の間

・話が展開するときは3秒の間

・疑問を投げかけたら3秒の間

こんな感じです。とにかく意識的に「間」を作る。それだけで、プレゼンぽさが5割増しになるし、相手への説得力は10割増しになります。慣れるまでは大変かもしれませんが、この「間」の取り方を身に付けるだけでプレゼンへの苦手意識はほぼなくなると言って間違いありません。仮に話す内容を忘れてしまっても、資料をみてあたふたするのは辞めた方がいいです。「えーと、すみません…」などと言ってはいけません。すました顔をして「間」で乗り切りましょう。

プレゼンでよくある失敗例

情熱的パフォーマンスで地獄を見る

プレゼンというと、情熱的な話しぶり、大きなジェスチャーによるパフォーマンスのイメージがあると思います。でもこれは辞めた方がいいです。理由はシンプルに私達は日本人だからです。日本人はジェスチャーの文化はそんなにありませんし、話し方もどちらかと言えば平坦なのが普通です。話しているうちに熱くなってきた!のような自然な状態でのパフォーマンスは全く問題ありませんが、情熱的であることばかり意識して台本を作ったりパフォーマンスの練習をすると、本番ではかなり白けた感じになります。プレゼンを聞いている相手との温度差で地獄のような時間を過ごすことになりかねません。

自分が伝えたいことばかり伝える

大切なことなので何度も書きますがプレゼンは「相手のメリットを提示する行為」です。そのため、自分が伝えたいこばかりを熱っぽく語っても相手に響くことはまずありません。デザイン系のプレゼンでありがちなのがこちらです。

「私はこのデザインが絶対にいいと思うんです・・・!」

みたいなセリフです。筆者もこれで自爆したことは何度もありますし、今でも時と場合によっては言うこともありますが、プレゼンテーションの場面では絶対に避けた方がいいです。プレゼンはあくまでもストーリ設計をして入念な準備の上で臨むものです。思い付きのような内容を話すことは非常に危険です。思い付きで話したことのせいで、話がそれてしまい、プレゼン自体がグダグダになることもよくある話です。

まとめ

こんなに偉そうなことを言っている筆者ですが、いまだにプレゼンは緊張します。プレゼンは経験を重ねること、やり続けることが大切なので、プレゼンをしていない期間が長いとそれはそれは緊張してしまいます。それでも、知っているのと何も知らないのでは全然違います。緊張しても基本は「間」で乗り切ります。ここまでブログを読んでいただいた方は大丈夫です。あとは本を読んで練習を重ねてください。応援しています!

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