働き方

インテリアデザイナーになるには文系と理系のどちらが有利か?

初心者ちゃん
初心者ちゃん
文系出身だからインテリアデザイナーになれないような気がしてます・・・
いまこ
いまこ
全く問題ないよ。私が説明していくね

 

こんな方におすすめの記事です

・文系出身又は理系出身だから、インテリアデザイナーに向ていないような気がしている

・数字に苦手意識があるので不安がある

・デザインセンスがないので適性がないと思っている

・絵心がないのでデザイナーにはなれないと思っている

結論

・文系出身でも理系出身でもインテリアデザイナーになれます

・どちらの方が向いているとかもありません

・センスは身に着けることができるので問題ありません

・絵心なくてもインテリアデザイナーになれます

筆者自身も文系出身なので、なんとなく向ていないような気がしたままインテリアデザイナーになったのですが、結論からいうと文系とか理系といった括りは全く関係ありませんでした。絵心の有無も関係ありません。今回はなぜ問題ないのか?その理由と根拠についてお伝えしていきます。

インテリアデザイナーになるには文系と理系のどちらが有利か?

それぞれの得意分野を活かした仕事をすればいいだけです

インテリアデザイナーとして働いている人はたくさんいますが、文系が得意な人もいれば理系が得意な人もいます。どちらも苦手だけど美術が得意という人もいます。そして、みなさんそれぞれの得意分野を持ち場にして働いています。意識的に得意分野をフィールドにしている人もいれば、気が付いたら得意分野で働けているという人もいます。得意が活かせなくて苦しんでいる人もいます。大切なのはインテリアデザイナーを一つのイメージで捉えないことです。そして、あなた自身の得意とインテリアデザインを掛け合わせて適材適所で働くことが大切です。インテリアデザイナーになれない理由を探すのではなく「どうしたらなれるのか」という思考で考えを進めるようにしてください。

ちなみに、インテリアデザイナーの仕事はこんな感じです

文系出身者に向ている仕事

まずは、文系出身者について定義していきます。文系出身、つまり文系脳の持ち主は一般的には文字や数字そのものではなくて、そこからイメージできる場面や色や情景などを脳内に描くのが得意だと言われています。例えば、クライアントが「予算100万です」といっても、その前後の会話の文脈を巧みに読み取って「予算はあまり気にしなくても大丈夫そうだ」などと柔軟に判断することができます。このように、文字や数字に表せない部分を用いて多彩な表現をしたり、コミュニケーションを重視して仕事を進めていくことが得意です。具体的には、クライアントワーク(特にヒアリング)やアイデアの発想を広げるような仕事が向いていると言えます。実務レベルに落として考えると、企画段階から関わりを持てるようなスタイルの仕事で成果を出しやすといえます。デザインワークに関して言えば、イメージを具現化したりクライアントとワクワクを共有したりするのが得意です。逆に「予算はなにがなんでも100万円で必ずこの建材をつかってください」のように要件の制限が多い場合は、本領発揮しにくいと言えます。

理系出身者に向ている仕事

理系出身者の方、つまり理系脳の持ち主は文字や数字そのものを正確に判断することが得意です。クライアントに「予算は100万円」と言われたときは「100万円でできること」を考えます。ロジカルに物事を考えることが得意なので、ゴールを設定してその為にどう動くかを緻密に計算して行動することができます。具体的には「わかりやすく伝える」ことが得意なので、プレゼンテーションや問題解決型のデザインが得意と言えます。また、インテリアデザインには法律を意識したデザインが欠かせません。例えば、火災が発生した時に備えて、窓の大きさは床面積の1/50以上などと決まっているのですが、そういったことを抜けもれなく設計するのも得意だと言えます。逆に「あなたの自由な発想でかっこよくして」と言いったような要望に対しては、どこから手を付けていいのかわからず戸惑ってしまうことも多いと言えます。

絵心がなくても全く問題ありません

「インテリアは好きだけど絵心がマジでないんです」という相談を受けることも多いですが、全く問題ありません。今はITツールのおかげで手書きで表現する必要性は全くと言っていいほどなくなってきています。筆者も絵を書くのはどちらかというと苦手で、全力で避けてきました。でも、そこがネックになったことは一度もありませんでした。絵が得意という人は「強み」として活かすことはできますが、苦手な人はITに頼ればいいだけなので、何度も言いますが全く問題ありません。ただ、うまいヘタは抜きにして話をすれば「空間の模写」はデザインを学ぶ上でとても勉強になるのでおススメです。

センスは身に着けることができます

センスは神様が授けた先天的な能力だと思っている人も多いですが、そんなことはありません。センスは天から降ってくるものでもなく、突然ひらめくものでもありません。センスは後天的に身に着けることができます。ほかの学問と同じように「センス学」として学ぶことができます。ベースになるのは「知識」です。インテリアをデザインするために必要な知識からインテリアとは関係ない知識まで全方位的に学ぶことでセンスの正体を知ることができます。あとは経験値を積み重ねて「最適化すること」だけです。といっても、わけがわからないと思うので、筆者が読んで為になった本を紹介しておきます。この一冊でセンスの全てが網羅されているので全力でオススメできます。

筆者がセンスを学んだ書籍

インテリアデザイナーになるために必要なたったひとつのこと

「好き」という気持ちがないと無理

インテリアデザイナーは「条件」で選ぶタイプの仕事ではありません。デザイナーのような制作系の仕事は労働時間も長時間になりがちだし、効率化は勿論必要ではあるものの、効率化だけを推し進めると「デザイナー不要」という結論にたどり着いてしまいかねないので、難しい所です。そして、資本主義の仕組み上、報酬も一部のブランディング化された著名なデザイナーを除けば決して多くはありません。日系中小企業のデザイナーで300~400万程度が一般的です。つまり、「就労時間」や「給料」や「福利厚生」などの条件だけではなく、ベースに「インテリアデザインが好き」という想いがないと成立しないのです。文系や理系といった脳機能のベースよりも「気持ち」の部分が実は一番大切です。

 

とりあえずインテリア界隈に身を置いてみる

独学でいきなりインテリアデザイナーになるのは、大変かもしれません、理由はインテリアデザイナーの採用は基本的に「経験者」が圧倒的に有利だからです。だからといって、落ち込む必要はありません。まずは、とりあえずインテリア業界に身を置くことを考えてみてください。具体的には、ハウスメーカーの営業をしてみるとか、ショールームの受付をしてみる、デザイン事務所の事務として働いてみるなどです。そうすることで、業界の知見が深まりあなた自身の進み方が明確になるはずです。

独学ですぐにインテリアデザイナーになりたい

そういったことがメンドクサイ、すぐにインテリアデザイナーになりたいと感じるのであれば、「未経験可」の募集を探す、「経験者優遇」の会社に直談判してみる、または独立してみるなどがあります。未経験可を探す場合はデザイナーに特化した求人サイトで探すのではなく、色々な業種が掲載されているような求人系のポータルサイトで探すのがおすすめです。

とりあえずインテリア業界の求人を探す

また、経験者優遇の企業に直談判する場合は、規模が100人以下程度の企業に、あなた自身のつよみをどう活かせるのか練りに練ってプレゼンテーションをしてみるといいです。その場合、会社の代表者と直接話をするのがおすすめです。

デザイナー求人を探す

最後に、独立する場合は、何が何でも1人目のクライアントを見つけるところから始めてみてください。

WEBでクライアントを探してみる

まとめ

この記事をここまで読んだあなたは間違いなくインテリアデザイナーが好きです。理由は、普通に考えてこんなに長い文章を好きでもないのに読み進めることはできないからです。今の仕事がインテリアとは全く関係がなくて、あなた自身にも適性がないように感じても、それは割と感勘違いということが多いです。インテリアデザイナーに必要なただ一つにして最大のポイントは「インテリアが好き」ということだけです。是非自信と勇気をもって行動してください。応援しています。