デザインスキル

デザインセンスがないから…と夢を諦める必要はありません。センス0からデザインセンスを磨くための3ステップ

初心者ちゃん
初心者ちゃん
やっぱり生まれ持ったデザインセンスがないとデザイナーにはなれないですよね・・・
いまこ
いまこ
そんなことないよ!デザインセンスは今からでも身に着けることができるよ!

こんな方におすすめの記事です

・インテリアデザイナーになりたいけど、デザインセンスがないので諦めようと思っている

・デザイナーになったのはいいけど、周りと比較して自分のセンスのなさに絶望している

・デザイナーとしてもっとセンスを磨いて突き抜けたい

結論

・今からセンスを磨くことは十分に可能です

・「センスは知識からはじまる」の通りに行動するだけです

「センスは知識からはじまる」って何?って思ったあなた、大丈夫です。これから説明していきます。「センスは知識からはじまる」は水野学さんという方の著書です。センスアップの方法については筆者も言語化することがなかなかできずにいましたが、こちらの著書にその方法が全て書いてありました。つまり、著書の通りに行動すれば今からでもセンスアップが可能ということです。水野さんの著書をベースにセンスアップの具体的なアクションを解説していきます。

センスは知識からはじまるを読んでみる

センス0からデザインセンスを磨く方法

大枠を説明しますね。

①あなた自身がセンスアップしたい分野を選ぶ
②情報を積極的にインプットする
③「普通」を知り、「はずし方」「尖らせ方」「精度の高め方」を知る
④「王道」→「流行」→「問題解決」の手順でアウトプットを繰り返す

これでセンスを磨くことが可能になります。詳しく説明していきますね。

STEP:1「普通」を知ることがセンスアップの第一歩

まずは、センスがいい人は生まれつきセンスが備わっているという誤解を解いていきますね。生まれつきセンスがいい人って多分ほとんどいません。でも気が付いたらあの人はすごくセンスがいいのに、私は全然ダメ・・・みたいなことってあると思います。なんでそうなるかというと、それは「普通を知っているかどうか」の違いだけです。センスがいい人は「普通」を知っている。だから、そこからいい具合に「はずしていく」スキルをもっています。なにが良くて何がダメなのかがわかるので、はずし方を間違えることもありません。ファッションでいえば、スーツスタイルのようなフォーマルなスタイルに足元スニーカーを合わせる。それがイイ感じにまとまっている。インテリアでいえば、オフィスだけど家っぽい雰囲気にする、とかですかね。

こんな感じですかね。個人的な好き嫌いの感情はあるにしても、きっとセンスはいいと感じるのではないでしょうか。ここまで読むと「普通ならわかる。わからないのははずしかただけ」と感じた方も多いと思います。そんな方のために、次のステップで具体的な実践方法をお伝えしていきます。

STEP2:知識を増やす

普通はわかるけど、はずし方がわからない。その理由はただ一つ「知識が足りないから」です。例えばあなたがセンスUPしたいと思っている分野が「インテリア」の分野だったとします。インテリアとは関係のない仕事をしていて、周囲にインテリアに詳しい人がいるような生活を送っていない場合、普通に生活をしていて入ってくる情報はたかが知れています。あなたが生活していて入ってくる情報は、その他大勢の人にとっても簡単に入手できる情報です。その状態で入手できる情報、得られる知識が「普通」です。センスUPしたいと考えているのであれば、普通に生活をしていては手に入らない情報を積極的にインプットしにいく必要があります。難しいことではありません。インテリアの例でいけば、インテリアの専門誌を読む、専門サイトを読む、実際に商空間などに行ってみるなどです。筆者の場合は、仕事がインテリア関係なのでインプットできる情報量はもともと多いですが、雑誌の定期購読やネットサーフィンはよくしています。下記にオススメを紹介しておきますね。

雑誌

エルデコ:海外のトレンドを中心に洗練されたインテリア空間や家具の紹介をしています

商店建築:日本国内のハイセンスな店舗やオフィスが紹介されています。すこし専門書っぽいですが、掲載されている写真はみているだけでも勉強になります。

カーサブルータス:日本国内の最新のショップや空間、トレンドの家具や雑貨なども紹介されています。気軽に見に行ったりしたいときに参考にすることができます。

WEBサイト

JDN:デザインに関する少し専門的な情報がまとまって掲載されています。デザインに関するインタビュー記事やコラムなどもあり、読み応えがあります。

ELLE:海外の最先端のトレンド情報が掲載されています

FLYMEe:家具のECサイトですが、洗練されたプロ仕様の家具が多く掲載されています

inter.office:オフィス家具を中心に海外ブランドの家具が多く掲載されていて空間デザインも勉強になります

SNS

pinterest:センスの良い画像が多いのでデザイン案を考える時にもよく利用します

instagram:こちらも「#おしゃれなインテリア」などで検索をすればセンスがよくておしゃれな空間がわんさかでてきます

上記で紹介した情報を積極的にインプットしていけば、質の高い知識を手に入れることができます。また、個人的にはYoutubeもおすすめです。インテリアに関して言えば、海外のチャンネルがオススメです。検索をする際に、日本語ではなく英語で「interior」などと検索をすれば、一瞬で海外のチャンネルがでてくるので是非視聴してみてください。Youtubeチャンネルについては今後記事にしてまとめたいと考えているので、興味のある方は少し待っていてください。

このようにして知識を増やしてあなた自身の「引き出し」を増やしていけば、アイデアが突然降ってくる系のセンスのよさではなくて、知識に裏付けられた安定的なセンスの良さを発揮していくことができるようになります。はずし方だけではなく、とがらせ方、精度を高める方法のベースができるようになります。

STEP3:最適化する

次は、知識をもとにしたアウトプットの仕方についてです。アウトプットするときはまず「王道」を意識します。「シンプルなインテリアにしたい」と考えた場合を想定しますね。まずは、「シンプルとはなにか」を考えます。「単色」「柄がない」「モノが少ない」などの単語が浮かび上がると思います。そんなイメージを思い浮かべながら、より具体的なイメージを持ちたい場合はpinterestなどで「シンプルインテリア」を検索してみてください。検索された画像の中から「これかな」と思ったものを選びます。このあたりの感覚は、知識と経験によって磨いていくことができます。次は、「流行」です。ただシンプルなだけではなくて、最適なバランスで流行を取り入れないと普通に「ダサい」または「単なる普通」のものになってしまいます。pinterestで検索をすれば流行が取り入れられているものが勝手に出てくるので新たな作業は必要ないかもしれませんが、「流行」は取り入れられているか、ということはこのタイミングで一度意識する必要があります。最後が「問題解決」です。これは、「あなたがどうしたいか」です。クライアントワークの場合は「クライアントがどうしたいのか」の部分です。「シンプルで適度に流行を押さえている」。それだけではなく、対象者の課題を解決することで本当にセンスがよい「最適化された状態」が発揮されると筆者は考えています。例えば、小さい子供がいるからぶつかっても危なくない空間にしたいと考えている場合であれば、解決方法としては「角をまるくする」「高いところにモノを置かない」などが挙げられます。こういった感じで、王道→流行→問題解決、の手順で進めていくことでセンスは研ぎ澄まされていきます。

まとめ

ここまで読んだあなたはなんとなく気が付いたかもしれませんが「センスが良い」とはつまり「最適化できる」ということだったりします。例えば、すごく好みの洋服でもあなたの体型にあっていなければセンスが良いとは言えないし、流行モノばかりを取り入れたからと言ってセンスがいい人認定されるわけでもありません。好みや流行を踏まえたうえで、あなた自身の個性を掛け合わせて一番良いスタイリングをする。これが最適かでありセンス良いということだと筆者は考えます。まずはあなた自身がセンスを磨きたいと考える分野を見つけてください。それが見つかったら、今回の記事に沿ってアクションを起こしてもらえればセンスアップは今日からでも可能です。是非取り組んでみてください。

センスアップすれば仕事でも成果が出しやすくなります